PMSバイブル/ダルトン, C(児玉憲典 訳)

pmsimage-sPMSバイブル 月経前症候群のすべて
ダルトン/児玉憲典訳
[A5判/272頁/定価¥2200+税 ISBN978-4-906502-31-8]


「月に一度、まるで決まりごとのように、世界中の家庭が大混乱に陥ります。月経前の体調の乱れや月経痛などが、いつも必ず襲ってくるからです。せっかく幸せな生活を送っている夫婦やカップルたちでも、そのために関係が台無しになってしまうことさえあります。なぜなら、そのときカップルの一方は、何をしでかすかわからない、理屈の通用しない女性、つまりPMS(月経前症候群)によって、暴力的な女性に変貌してしまっているからです。この本では、PMSにはどのような症状があるのか、どうすればそれがPMSであることがわかるのか、またPMSがどのように診断され、最終的にどう対処すればよいのかという問題について解説します。PMSは世界中でもっともよく知られている病気の一つではありますが、思いもよらない事件でも起こさない限り、あまりにも軽視されすぎているきらいがあります。この本は、PMSに苦しむ女性たちだけのために書かれたわけではありません。女性たちのパートナー、家族、友人、同僚、隣人たちにも、PMSについて知り、その正しい診断や治療について理解してもらうことをねらいとしています。」(ダルトン)
本書は、PMS研究のパイオニアであり、PMSを医学的対象として捉えるべきと主張した著者の代表的著作であり、英米では長く古典的著作として読み継がれてきたロングセラーである。PMSを諸症状はすべて、月経ホルモンの変動と、それが細胞に及ぼす影響という観点から捉え、女性のアルコール依存、幼児虐待(小児虐待)、ドメスティックバイオレンス、うつ病などの問題への関与が明らかにされる。