書名 心身医学
副題  Alexander's Psychosomatic medicine
著者 フランツ・アレキサンダー
訳者 監訳=末松弘行  訳=赤林朗/熊野宏昭/木村和正

精神分析、心身医学の古典として、

今日でも絶大な価値をもつ名著

1997. 3   学樹書院

ISBN4-906502-07-5 C3047

A5判上製/288頁/税込定価¥5775(本体¥5500)

  目次 本書について 著者について 書評・その他

本書について(カバー宣伝文)

 
精神分析、心身相関、心身症など、こころとからだをつなぐキーコンセプトを全体論的立場から追究した歴史的名著。さまざまな情動的要因を精神分析の立場から探り、その自律神経系、内分泌系への関与を生理学的に基礎づける。心身医学はもとより、医学的心理学の入門書としても、特異な精彩を放つ必携の書。



■著者/訳者について
執筆者紹介

フランツ・アレキサンダー (1891-1964)
1891年ハンガリーに生まれる。ブタベスト大学,ケンブリッヂ大学,ベルリン大学で内科学・精神医学を修める。1930年アメリカ合衆国へ渡り、1932年シカゴ精神分析研究所を設立し・初代所長を務める。イリノイ大学精神医学教室教授,マウントサウナイ病院精神医学・心身医学研究所所長を経て、南カリフォルニア大学精神科隠床教授となる。本書によ
り今日の心身医学の基礎を築いた。著書に『精神分析の基礎』『精神分析と精神療法』『精神分析の医学的価値』などがある。

末松弘行 (すえまつ・ひろゆき)
1935年愛媛県に生まれる。東京大学医学部卒業。同医学部第3内科,九州大学心療内科を経て、1986-1996年東京大学医学部心療内科教授。現在,日本心身医学会理事長,川村学園女子大学教授。主な編著書に『心身医学』『神経性食思不振症』『心身医学を学ぶ人のために』などがある。

赤林朗 (あかばやし・あきら)
1958年東京に生まれる。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院内科,同心療内科,ヘイステイングス・センター客員研究員などを経て,現在,東京大学医学系研究科国際地域保健学講座助手。主な著訳書に『ささえあいの人間学』『臨床倫理学』『死の尊厳』などがある。

熊野宏昭 (くまの・ひろあき)
1960年石川県に生まれる。東京大学医学部卒。東京大学医学部心療内科医員,早稲田大学人間科学研究科非常勤講師を経て、現在,東北大学医学系研究科人間行動学分野助手,東京大学医学部心身医学講座非常勤講師。主な著訳書に『心身医学オリエンテーションレクチヤー』『心療内科入門』『ストップ・ザ・過食』などがある。

木村和正 (きむら・かずまさ)
1947年東京に生まれる。東京大学医学部卒業。都立駒込病院,国立精神・神経センター精神保健研究所を経て、現在、東葛クリニック病院および東京大学医学部附属病院分院心療内科勤務。


書評・その他