本書は現在「品切」です(増刷未定)。
精神医学の新しい流れを模索する・・・
感情論理 |
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★A5変・上製・500頁 ¥5000 1994 (品切れ) |
ISBN4-906502-00-8 C3011 |
【本書について】
く心的現象を科学的に解明しようとする場合、われわれは“心的なるもの”をさよざまな学問的方法や学派の眼鏡をとおしてみようとする。しかしこうすると、“心的なるもの”はたちどころに、相互にほとんどつながりのない無数の側面・局面に分解してしまう。科学的・学術的な心理学、精神分析の諸流派、人間学、社会学、神経心理学、コミュニケーション理論、システム理論、その他多くの学問領城が、それぞれ「心」についての独自のイメージを描き出している。いわは「ケーキ」という全体のなかから自分達の方法で手に入れることのできるおいしいところだけを取り出しているだけだといってもよい。〉
執筆者紹介ルック・チオンピ (Luc Ciompi, 1929-)
1929年イタリアに生まれる。元ベルン大学社会精神医学教室教授。ローザンヌ地方の37年におよぶ分裂病患者の予後研究により脚光を浴びるが、本書により科学基礎論や構造主義を駆使した多元的な人間論を展開する俊英として各界からの評価を受ける。著書は本書のほかに、Aussenwelt/Innenwelt(内なる世界、外なる世界)などがある。最近の書は学樹書院より刊行予定。松本雅彦 (まつもと・まさひこ)
1937年生まれ。京都大学医学部卒業。現在、京都大学医療技術短期大学部教授。精神科医。著書に『精神病理学とは何だろうか』(星和書店)、訳書にサ―ルズ『逆転移』(共訳、みすず書房)などがある。菅原圭悟 (すがわら・けいご)
1957年生まれ。1984年京都大学医学部卒業。現在京都医療少年院勤務。訳書にハウリン、ラター『自閉症の治療』(ルガール社)がある。井上有史 (いのうえ・ゆうし)
1954年生まれ。京都大学医学部卒業。現在、国立療養所静岡東病院勤務。精神科医。著書に『幻覚と妄想の臨床』(共著、医学書院)、訳書に『視覚の神経学』(シュプリンガーフェアラーク)など。
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