《精神医学の基盤》第2期 企画進行中

第一線エキスパートによる渾身の論考を集成!


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[総合テーマ]  Foundations of Psychiatry 精神医学における科学的基盤

総監修 山脇成人

広島大学特任教授/脳・こころ・感性科学研究センター長/日本脳科学関連学会連合(脳科連)代表/日本学術会議第二部会員・脳とこころ分科会委員長/革新的イノベーション創出事業(COI)・感性イノベーション拠点研究リーダー/脳科学研究戦略推進プログラム(脳プロ)・うつ病研究拠点チームリーダー

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総監修 神庭重信
九州大学名誉教授/公益社団法人
日本精神神経学会理事長/一般社団法人日本うつ病センター理事長

 

《精神医学の基盤》[4]精神医学における科学的基盤 (責任編集者 加藤忠史、理化学研究所)
《精神医学の基盤》[5]精神医学における仮説の形成と検証 (責任編集者 大森哲郎、徳島大学)
《精神医学の基盤》[6]精神科領域の疫学と臨床試験 (責任編集者 古川壽亮[京都大学]/川上憲人[東京大学])

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《精神医学の基盤》[4]精神医学における科学的基盤 (責任編集者 加藤忠史、理化学研究所)

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加藤忠史(責任編集)

様々な領域における「精神医学の基盤」を射程に、それぞれの領域に詳しい先生方、精神医学との接点をお持ちの先生方に論じていただけるとよいのではないかと考えています。「精神医学の科学哲学」に関して言うと、科学哲学においてPopper, K.R.が提起したような、ハードサイエンスではない部分の問題点、すなわち科学というもののあり方を考える視点から書いていただく論文を想定しています。精神医学がどこまでハードな、因果関係のある科学として成立し得るのか、という議論を取り挙げてみたいと考えました。(加藤忠史

[4]精神医学の科学的基盤(執筆者)
【執筆者】 加藤忠史/榊原英輔/山脇成人・神庭重信・加藤忠史・/大森哲郎・古川壽亮/久島周・尾崎紀夫/松本光之/久保健一郎/福田正裕・西山潤/河上緒/横山仁史・岡本泰昌/宗田卓史・国里愛彦・片平健太郎・沖村宰・山下祐一/平野昭吾・平川則明・平野羊嗣・鬼塚俊明/高畑圭輔/植野仙経・村井俊哉/神尾陽子/池田暁史/狩野祐人・北中淳子

編集会議「精神医学における科学的基盤」全文

 

 

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大森哲郎(責任編集)

《精神医学の基盤》[5]精神医学における仮説の形成と検証 (責任編集者 大森哲郎、徳島大学)

その時代の先端にある仮説、昔なら病理学仮説もあったでしょうし、薬理学的なものも出てきて、次に遺伝子、あるいは画像が出てきて、それらがビッグデータを構成する。あえてさらに広げて考えるならば、「医学における仮説とその検証」といった、精神医学以前の問題、そもそも医学研究において仮説がどんな役割を果たしているか、といった視点も重要なのではないかと考えています。
私の考えでは、そもそも診断そのものが仮説といえば仮説なのですよね。KRAEPELIN が統合失調症と mood disorder に分けた。しかし、この両者に境界があるという考え方がある一方で、それはないという考え方もある。bipolarと unipolar も今 DSM などでは分ける動きが強いですが、本当に分けられるのかどうか、実際のところはわからないですよね。(大森哲郎

[5]精神医学の科学的基盤(執筆者)
本村啓介/功刀浩/中川伸/上敷領俊晴・岡田剛・高村真広・市川奈穂・岡本泰昌/仙波純一/加藤忠史/大森哲郎/笠井清登/西川徹/谷口賢・齋藤竹生・池田匡志・岩田仲生/豊島学・原伯徳・吉川武男/黒木俊秀/井上猛・内田由寛・館千歌/岡田俊/岩波明・林若穂/対談:石郷岡純・大森哲郎/神庭重信

編集会議「精神医学における科学的基盤」全文

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《精神医学の基盤》[第1期]

[1] 薬物療法を精神病理学的視点から考える
責任編集 石郷岡純/加藤敏 (4000円+税)
[2] う つ 病 診 療 の 論 理 と 倫 理
責任編集 田島治/張賢徳 (4000円+税)
[3] 精神医学におけるスペクトラムの思想
責任編集 村井俊哉/村松太郎 (5000円+税)